
- クレンジングにやり方ってあるの?
- オイルやクリームなど同じ使い方でいいの?
- おすすめのクレンジングが知りたい…
まず結論からいいますと、メンズクレンジング(オイル)の正しいやり方は、下記の7ステップです。
- 手を洗う
- 手と顔を乾かす
- 手のひらで伸ばす
- 「Tゾーン→Uゾーン」にのせる
- 目元や口元にのせる
- 乳化させる
- ぬるま湯で洗い流す
もし、やり方を間違えてしまうと、肌をこすって「しみ・たるみ」などの肌トラブルにつながることも…。

この記事では、50種類以上を使ってきたクレンジングエキスパートの私が、オイルクレンジングやそれ以外のクレンジングの正しいやり方をお伝えします。


オイルクレンジングのやり方【7ステップ】
では詳しく見ていきましょう。
【ステップ①】手を洗う
まずは、クレンジング前に手を洗ってください。
- ハンドソープを手にのせる
- 手のひらと甲を洗う
- 指の間と爪先を洗う
- 洗い流す
手を洗う理由は、手には雑菌がついているためです。
雑菌がついている手で肌に触れると、顔全体に雑菌が広がってしまいます。
そのため、ハンドソープなどで手をきれいに洗いましょう。



手を洗ってきれいにする。
【ステップ②】手と顔を乾かす
手を洗ったら、しっかりと手を拭いて乾かしてください。
乾かす理由ですが、クレンジングによっては「濡れた手・顔」では使えないためです。
また、濡れた手や顔で使えるクレンジングでも、乾いている方が汚れが落ちやすいです。
そのため、乾いた手と顔でクレンジングを使うようにしましょう。



クレンジング効果を発揮するためにも、手と顔を乾かす。
【ステップ③】手のひらで伸ばす
次は、手のひらにクレンジングを出して伸ばしましょう。
手のひらに出す量は、「500円玉1個分」または「3プッシュ」です。
- 500円玉1個分の量
- 3プッシュ分の量
手のひらに出したら、両手で温めるように伸ばしてください。



500円玉1個分を出したら手のひらで伸ばす。
【ステップ④】「Tゾーン→Uゾーン」にのせる
次は、皮脂が多いTゾーン(おでこ・鼻筋)から順番にクレンジングをのせてください。
Tゾーンにのせたら、続いてUゾーン(両頬・顎)にのせてください。
クレンジングを肌にのせるときは、手のひらで優しく包むようにのせましょう。



肌の乾燥を防ぐためにも、Tゾーンからのせる。
【ステップ⑤】目元や口元にのせる
次は、目元や口元にもクレンジングをのせましょう。
最後に目元や口元へクレンジングをのせる理由は、皮膚が薄く乾燥しやすいためです。
そのため、TゾーンやUゾーンをのせた後に、目元や口元にのせてください。



目元や口元は乾燥しやすいため、最後にクレンジングをのせる。
【ステップ⑥】乳化させる
顔全体にクレンジングをのせたら、乳化をさせてください。
乳化(にゅうか)とは、水と油を混ぜることです。
具体的なやり方は、「少量のぬるま湯をクレンジングにつける」だけです。
- クレンジングを肌にのせる
- 少量のぬるま湯をクレンジングにつける
- 白く濁ったら乳化が完了
クレンジングに少量のぬるま湯をつけて、白く濁ったら乳化が完了となります。



少量のぬるま湯をつけて白く濁ったら乳化は完了。
ぬるま湯をつけるときは、必ず少量ずつつけてください。
この理由ですが、ぬるま湯の量が多すぎると乳化が失敗するためです。
乳化が失敗すると、汚れがしっかりと落とせなくなります。
そのため、必ず少量ずつぬるま湯をつけてください。



ぬるま湯が多いと乳化ができない。
【ステップ⑦】ぬるま湯で洗い流す
クレンジングが白く濁って乳化ができたら、あとは洗い流すだけになります。
洗い流すときの注意点は、すすぎ残しをしないことです。
特に、フェイスラインや髪の生え際などはすすぎ残しがでやすいです。
そのため、顔全体で30回以上は、繰り返し洗い流してください。



ぬるま湯で30回以上は洗い流す。
オイル以外のクレンジングのやり方【バーム・クリームなど】
ミルク・ジェルのやり方
では詳しく見ていきましょう。
①:クレンジングバームのやり方
クレンジングバームのやり方は、下記の6ステップです。
- 手と顔を乾いた状態にする
- スパチュラ山盛り1杯分を手にのせる
- 手のひらでバームを伸ばして溶かす
- 顔全体に手のひらで優しくのせる
- ぬるま湯をつけて乳化させる
- ぬるま湯で洗い流す
クレンジングバームを使うポイントは、手のひらで溶かすことです。
顔の上でバームを溶かすと、肌をこすってしまい「しみ・たるみ」の原因になるのです。
そのため、手のひらで溶かしてから、肌にのせるようにしましょう。
男性がクレンジングバームうやり方に関しては、下記の記事を参考にしてください。
»クレンジングバームの使い方



クレンジングバームは手のひらで溶かしてから肌ののせる。
②:クレンジングクリームのやり方
クレンジングクリームのやり方は、下記の7ステップです。
- 手と顔を乾いた状態にする
- 500円玉大の量を手にのせる
- 手のひらでクリームを温める
- 両方の手のひらで温める
- Tゾーン→Uゾーンの順番にのせる
- 優しく肌に馴染ませる
- ぬるま湯で洗い流す
クレンジングクリームを使うポイントは、手のひらで温めることです。
手のひらで温めることで、クリームの中に入っている水分を蒸発させることができます。
この水分を蒸発させることで、しっかりと汚れを落とすことができるのです。
そのため、必ず両方の手のひらでクリームの温めてから使ってください。



クレンジングクリームは手のひらで温めてから使う。
③:クレンジングミルクのやり方
クレンジングミルクのやり方は、下記の7ステップです。
- 手と顔を乾いた状態にする
- 500円玉大の量を手にのせる
- 両方の手のひらで温める
- Tゾーン→Uゾーンの順番にのせる
- 目元と口元にのせる
- 優しく肌に馴染ませる
- ぬるま湯で洗い流す
クレンジングミルクを使うポイントは、手のひらで温めることです。
クリームと同じで、ミルクも油分に含まれた水分を蒸発させる必要があるのです。
そのため、手のひらで3秒~5秒ほど温めてから、肌にのせるようにしましょう。



クレンジングミルクも手のひらで温めて使う。
④:クレンジングジェルのやり方
クレンジングジェルのやり方は、下記の7ステップです。
- 手と顔を乾いた状態にする
- 500円玉大の量を手にのせる
- 手のひらで温める
- 優しく顔全体にのせる
- 油性ジェルは乳化をする
- 水性ジェルは肌に馴染ませる
- ぬるま湯で洗い流す
クレンジングジェルを使うポイントは、乾いた手と顔で使うことです。
濡れた手と顔だと、汚れがしっかり落とせなくなるためです。
汚れが落とせないと、肌をゴシゴシしてしまうため「しみ・たるみ」の原因になるのです。
そのため、必ず手と顔を乾かしてから、クレンジングジェルを使うようにしましょう。



クレンジングジェルは乾いた手と顔の状態で使う
クレンジングで意識したい7つのポイント
では詳しく見ていきましょう。
【ポイント①】肌をこすらない
1つ目のポイントは、肌をこすらないことです。
クレンジング中に、ゴシゴシ肌をこすると「しみ」の原因になるためです。
- 肌をこする
- しみの原因のメラニンが発生する
- メラニンが肌に残ってしまう
- 肌にしみができる
このように、肌をこすると刺激により、しみができてしまうのです。
そのため、手のひらで優しくのせるだけで、ゴシゴシこすらないようにしましょう。



肌をこすると、しみの原因になる
【ポイント②】顔のマッサージをしない
2つ目のポイントは、顔のマッサージをしないことです。
顔のマッサージをすると、「肌のたるみ」の原因になるためです。
- 顔をマッサージする
- ハリを作る成分がヘタってしまう
- 成分がヘタり肌にハリがなくなる
- 肌のたるみになってしまう
このように、顔のマッサージをすることで肌にたるみができるのです。
そのため、クレンジング中に顔のマッサージをするのはやめましょう。



たるみの原因になるため顔のマッサージをしてはダメ。
【ポイント③】拭き取りシートを使わない
3つ目のポイントは、拭き取りシートを使わないことです。
拭き取りシートは、肌をこすってしまい傷つけてしまうためです。
肌をこすると、「しみ・たるみ」の原因にもなってしまいます。
そのため、拭き取りシートは、基本的に使わないようにしましょう。



肌をこするため拭き取りシートはオススメできない。
【ポイント④】乳化タイプを使う
4つ目のポイントは、乳化タイプを使うことです。
クレンジングには、乳化(にゅうか)タイプと、転相(てんそう)タイプの2種類があります。
クレンジングの種類とタイプ
クレンジングの種類 | 乳化/転相タイプ |
---|---|
クレンジングオイル | 乳化タイプ |
クレンジングバーム | 乳化タイプ |
クレンジングクリー | 転相タイプ |
クレンジングミルク | 転相タイプ |
クレンジングジェル | 転相タイプ |
乳化タイプをオススメする理由は、肌をこすらなくても汚れが落とせるためです。
転相タイプは、肌をくるくるこすって落とすため、「肌のたるみ」の原因にもなるのです。
そのため、たるみを作らないためにも、こすらずに落とせる乳化タイプを使いましょう。



乳化タイプは肌をこすらずに汚れが落とせる。
【ポイント⑤】日焼け止めを落とすときは使う
5つ目のポイントは、日焼け止めを落とすときは使うことです。
メンズ用の日焼け止めには、「洗顔料で落とせる」と書かれています。
ですが、洗顔料だけでは落とせなかったり、落とすためには肌をこする必要があるのです。
そのため、日焼け止めは、必ずクレンジングで落としてください。



日焼け止めは洗顔料で落ちないためクレンジングを使う。
【ポイント⑥】すっぴんのときは使わない
6つ目のポイントは、すっぴんのときは使わないことです。
メイクも日焼け止めもしていない日は、クレンジングを使わなくて大丈夫です。
すっぴんのときにクレンジングを使うと、余分な皮脂まで流れて肌が乾燥しやすいのです。
肌が乾燥すると、「しわ・くすみ」の原因になってしまうのです。
そのため、肌を乾燥させないためにも、すっぴんのときは洗顔料のみで洗うようにしましょう。



すっぴんのときは洗顔料だけで洗う。
【ポイント⑦】たっぷり使う
7つ目のポイントは、クレンジングをたっぷり使うことです。
使用量をケチってしまうと、汚れが落とせなかったり肌をこするリスクがあるのです。
汚れが落とせないとニキビの原因になりますし、肌をこすると「たるみ」の原因になってしまいます。
そのため、「500円玉1個分の量」または「3プッシュ分の量」を目安に使いましょう。



クレンジングはケチらずたっぷり使う。
メンズクレンジングの選び方
メンズクレンジングを選ぶときのポイントは下記の3つです。
- 【選び方①】乳化で落とすタイプ
- 【選び方②】濡れた手でも使えるタイプ
- 【選び方③】しっかり汚れを落とせるタイプ
日焼け止めを落とすためにも、毎日クレンジングをする必要があります。
もし、日焼け止めをしないと、紫外線による「しみ・しわ・たるみ」の原因になるためです。
そのため、毎日使っても肌への負担が少なく、使いやすいクレンジングを選びましょう。



肌への負担が少なく使いやすいクレンジングを選ぶ。
失敗しないメンズクレンジングの選び方については、下記の記事を参考にしてください。
»メンズクレンジングの正しい選び方


【メンズも使える】クレンジング人気ランキング5選
おすすめ人気ランキング
- 1位:アテニア スキンクリア クレンズ オイル
- 2位:ファンケル マイルドクレンジングオイル
- 3位:ドクターシーラボ ナチュラルクレンジングオイル
- 4位:アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジングオイル
- 5位:牛乳石鹸 カウブランド 無添加 メイク落としオイル
メンズクレンジングおすすめランキングの詳細はこちらからご覧ください。
»クレンジングおすすめランキング5選



迷ったら「アテニア スキンクリア クレンズ オイル」がオススメ。


メンズクレンジングのよくある質問
では詳しく見ていきましょう。
【質問①】男もクレンジングは必要なの?
男性もクレンジングは必要です。
メイクをしなくても、日焼け止めを落とすときに使うためです。
メンズ用の日焼け止めは、洗顔料のみで落とせると書かれています。
ですが、洗顔料のみではしっかりと落とせないことが多いのです。
そのため、クレンジングを使って日焼け止めを落とすようにしましょう。
男性もクレンジングが必要な詳しい理由については、下記の記事を参考にしてください。
»メンズもクレンジングが必要な3つの理由



男性も日焼け止めはクレンジングで落とすのがオススメ。
【質問②】クレンジングをする頻度は?
クレンジングは、メイクや日焼け止めで頻度を変えましょう。
- メイクをしている:「毎日1回」
- 日焼け止めをしている:「毎日1回」
- メイクも日焼け止めもなし:「しない」
- 毛穴ケアをしたい場合:「週1~2回」
メイクや日焼け止めをしていないときに、クレンジングをすると肌に負担となってしまいます。
そのため、メイクや日焼け止めをしているときのみ、毎日使うようにしましょう。
失敗しないメンズクレンジングの頻度や回数については、下記の記事を参考にしてください。
»メンズクレンジングの頻度



クレンジングはメイクや日焼け止めで頻度を変える。
【質問③】クレンジングをする1日の回数は?
クレンジングの回数は、夜に1回だけで大丈夫です。
むしろ、1日に2回以上もクレンジングをすると、肌の乾燥につながります。
肌は乾燥すると、「しわ・くすみ」の原因になるため危険なのです。
そのため、1日に1回夜だけするようにしましょう。



クレンジングは夜に1回だけする。
【質問④】お風呂でもクレンジングは使えるの?
お風呂でもクレンジングは使えます。
ただし、濡れた手でも使えるタイプのクレンジングを選ぶようにしましょう。
クレンジングによっては、お風呂で使えないタイプもあるためです。
「濡れた手でもOK」や「お風呂でも使える」など書かれた、クレンジングを選ぶようにしましょう。
男性がお風呂でクレンジングをする方法については、下記の記事を参考にしてください。
»お風呂でクレンジングをする方法



濡れた手でも使えるクレンジングを選ぶ。
【質問⑤】お風呂でクレンジングをする順番は?
お風呂でのクレンジングは、「体を洗う」→「クレンジング」→「洗顔」の順番です。
- 浴槽に浸かる
- 髪と体を洗う
- クレンジングをする
- 洗顔をする



お風呂でのクレンジングは洗顔前にする。
【質問⑥】洗顔料とクレンジングの違いとは?
洗顔料とクレンジングの違いはこちらです。



洗顔料とクレンジングは、落とす汚れや目的が違う。
【質問⑦】洗顔とクレンジングの順番は?
「①クレンジング」→「②洗顔」の順番でしましょう。
- クレンジング
- 洗顔
W洗顔不要のクレンジングを使っている場合は、クレンジングのみで大丈夫です。



クレンジングの後に洗顔をする。